外向きのブログ

読書録

最近読んだ本たち(20-07-05)

軽くですが、久しぶりに読書メモ。 志水宏吉『学力を育てる』 浪人時代から読もう読もうと思って読めてなかった本。 古い本ではあるが、その分野に馴染みのない人にとっては真新しく今も色あせていない本だと感じた。 志水宏吉『つながり格差が学力格差を生…

【読書メモ】山崎豊子『女系家族』

※ネタバレ注意 大阪の伝統的商家の話だった。自分のルーツが大阪のそういう家なので、親戚の集まりの雰囲気など少しわかるものがあった。山崎豊子はたしかに大阪を舞台にした作品書いてたけど、彼女の出生が船場なのは知らなかった。大阪は「私にとって私の…

今日読んだ3冊『恋する原発』など

『2019年日本はこうなる』 2019年の色んな問題について色んな人が書いている本。 これは全く知らない分野とか、これはもうちょい掘り下げてほしかった分野とかがあった。 個人的に興味あった見出し 新興国経済 アジアは堅調、非アジアは視界不良 タレントマ…

エンターテイナーとポピュリズム 恩田陸『蜜蜂と遠雷』感想

直木賞と本屋大賞のW受賞(史上初)を果たし、映画化も決定された恩田陸の『蜜蜂と遠雷』。ピアノずっとやってた子に勧められたので読んでみました。 https://www.fashion-press.net/news/44041 読書メーターでも絶賛の声が多かったけど、私はあまりピンとこ…

興味あった本『東京から考える 格差・郊外・ナショナリズム』東浩紀・北田暁大

以前から興味あった本『東京から考える 格差・郊外・ナショナリズム』(NHKブックス)2007 を読んでみました! 10年以上前に書かれた本ですが、東京民にとっては納得するところも多いのでは。個人的に東京という都市に抱いていたモヤモヤが少し言語化された…

積読を消化する『スカートの下の劇場』上野千鶴子

NewsPicksの上野千鶴子さんインタビュー記事がとてもわかりやすかったので、かねてから読みたい本リストに入れていた『スカートの下の劇場』を読んでみることにした。 newspicks.com 売れるためのタイトル・表紙とは裏腹にジェンダー論の歴史や知識がわかる…

今年読んでためになった本

2018年読んでためになった本を紹介します! コンピュータアーキテクチャーは1章さらうので精一杯でした_:(´ཀ`」 ∠): オートマトンも最後のほう飛ばしてるし、数理基礎論講義は10章くらいから数学科とかの範囲になるのに必要なとこだと思ってわかんなくてつら…

『月と六ペンス』感想

『月と六ペンス』モーム(光文社古典新訳文庫)を読んだ。人に勧められたうちの1冊。岩波訳か新潮訳で勧められて、私も昔はだいたい新潮訳を選んでたけど、Kindle版があった光文社で。 読んでいる最初はつい最近出た本かな?と思うくらい人間の描写が普遍的だ…