「最近のシリコンバレーにはうんざりだ。」
筆者は(おそらく)テクノロジー業界を楽観視していないような記事。
記事は、こう始まります。
数週間前、私の同僚でベテランIT記者/コラムニストのシャイラ・オヴィドが、私たちの多くが考えていることをあえて言葉にした──最近のシリコンバレーにはうんざりだ。
そして、こう続きます。
ソーシャルメディアの物珍しさは、フェイクニュースをめぐる懸念に取って代わられつつある。スマートフォンを取り巻く熱狂は、完全な依存症と区別がつかなくなった。
2017年のIT業界は、人間の裏切りと凡ミスだらけだった。彼らが世の常識と比べて、いかに強欲で、狭量で、ナルシストであるかを証明するような出来事が次々に起きている。
NewsPicksでIT業界の人が「中身のない記事」ってたくさんコメントしてました。
おそらく、記事タイトルはIT業界の人を惹きつけそうなものにして、序章に彼らを怒らせそうだけど本当に主張したいことを、前書きという体で述べ、そのあととってつけたように、奇抜ではなく当たり前な「7.5個の理由」を挙げる。そして、
希望に満ちているとは言えないかもしれないが、2018年は思っているより明るくなりそうだ。
ありがちなフレーズで締めるという
ネットの特性を把握している人が、そういう意図で書いたんだろうなという風に受け取れました。
7.5という具体的な数字を用いるというのもキャッチコピーのテクニックですが、
わずかに、最後の7.5個目の理由に記者の希望が見える。
フェイスブックもかつてないほど社内の倫理観を問われているが、マーク・ザッカーバーグCEOは、業界全体に求められている謙虚さを示しはじめている。
あくまで個人的解釈です。(締め)